認知症の家族が入院するときの準備
認知症のある方は、入院で環境が変わると落ち着かなくなったり、夜に眠れなくなったりすることがあります。持ち物を準備するだけでなく、ふだんの様子を病院のスタッフに伝えておくことで、入院中の過ごしやすさが変わります。
持ち物で気をつけたいこと
すべてに名前を書く
衣類、コップ、眼鏡、補聴器、入れ歯のケースなど、持ち込む物すべてに名前を書きましょう。本人が自分の物と分からなくなっても、スタッフが見分けられます。
使い慣れた物を持っていく
ふだん使っているコップや、見慣れた羽織りもの、家族の写真など、なじみのある物があると安心につながることがあります。ただし、なくなると困る大切な物は持ち込まないようにしましょう。
眼鏡・補聴器・入れ歯を忘れずに
見えにくさや聞こえにくさは、混乱の原因になりやすいです。いつも使っている物は必ず持っていき、ケースも一緒に用意してください。
履き慣れた、かかとのある靴
慣れない場所では転びやすくなります。スリッパではなく、かかとのある履き慣れた靴を用意しましょう。
病院に伝えておくと役立つこと
紙に書いて渡すと、担当が変わっても引き継がれやすくなります。
- ふだんの呼ばれ方(名字か、名前か、あだ名か)
- 一日の過ごし方(起きる時間、寝る時間、昼寝の習慣)
- トイレの様子(自分で行けるか、おむつやパッドを使っているか)
- 食事の様子(食べやすい形、好きな物、苦手な物)
- 落ち着かなくなったときに、どうすると落ち着くか
- 介護保険の認定とケアマネジャーの連絡先
書類の準備
介護保険証や、ケアマネジャーの連絡先も持っていきましょう。退院後の生活の相談で必要になることがあります。
このサイトの「高齢の家族の入院」のチェックリストでは、介護保険証や紙おむつなど、高齢の方に必要になりやすい物もまとめて確認できます。
ここに書いたのは一般的な目安です。必要な物や決まりは病院によって違うので、病院から渡された「入院のご案内」を優先してください。