入院費用の基本と高額療養費制度
入院が決まると、費用がどのくらいかかるのか気になる方も多いと思います。ここでは、入院でかかるお金の内訳と、医療費の負担を軽くする制度のきほんを、ざっくりまとめます。具体的な金額は、病院の窓口や加入している健康保険に確認してください。
入院でかかるお金の内訳
健康保険がきく費用
診察、検査、手術、お薬、入院の基本料などです。年齢や所得に応じて、かかった費用の1〜3割を自分で払います。
健康保険がきかない(全額自己負担の)費用
- 入院中の食事代の一部(1食あたりの決まった額)
- 個室など、希望して使う部屋の差額ベッド代
- パジャマやタオルなどのレンタル代
- テレビカード、日用品などの費用
高額療養費制度で、医療費の負担には上限がある
健康保険がきく医療費は、1か月(1日から月末まで)の自己負担に上限があり、それを超えた分は戻ってくるか、はじめから払わなくてよくなります。これが高額療養費制度です。上限の額は、年齢や所得によって変わります。
差額ベッド代や食事代など、保険がきかない費用はこの上限の計算に入らない点に注意しましょう。
窓口での支払いを上限までにするには
マイナ保険証を使って受付をすると、多くの場合、窓口での支払いが最初から上限額までになります。マイナ保険証を使わない場合は、事前に加入している健康保険で「限度額適用認定証」を発行してもらい、病院に出す方法があります。
入院前に確認しておきたいこと
- 差額ベッド代がかかる部屋になるか(同意書にサインする前に確認)
- レンタルの入院セットの1日あたりの料金
- 支払いの方法(現金のみか、カードが使えるか)
- 入っている医療保険・生命保険の給付の条件
お金のことは聞きにくいと感じるかもしれませんが、多くの病院には医療費や制度について相談できる窓口があります。不安なときは早めに相談しましょう。
ここに書いたのは一般的な目安です。必要な物や決まりは病院によって違うので、病院から渡された「入院のご案内」を優先してください。